芸は身を助けると言いますが、絵もその1つで描ければ芸になります。絵は鉛筆一本と紙さえあれば描け、メモや手紙にちょっと添えるだけで相手に伝わりやすくなったり、喜ばれたりして重宝します。興味のある方は、『絵心ないし…。』と諦めてしまう前に、ここで紹介する4つを意識して絵を描いてみて下さい。今まで以上に上手く描けるようになります。

あれ?あっちゃん饅頭の絵なんて描いてお腹減ってるの?

えっ!饅頭なんて描いてないよ!これ、ヨカちゃんの似顔絵だよ!

うっ!地味に傷付いたよ…。
実践・伝わる絵を描くコツ4つ
よく言われるデッサンよりも先に押さえたいコツを順に4つに分けて説明します。紙と鉛筆、あれば色鉛筆などを用意して一緒に描いてみましょう。難しく考えず、仕上げることだけ意識して下さい。
1.描きたいものの“形の特徴”を口頭で上げる
例えば、ブドウを全く知らない人にブドウを買ってきて貰う場合、口頭で何と説明しますか?食べ物で果物である、色は黒っぽい紫色と伝えるだけでも選択肢はかなり絞られますが、それに加えて形の特徴を出来るだけ多く伝えることで更に正解が絞られます。
これは絵でも同じで形の特徴を出来るだけ多く押さえている絵の方が相手に伝わりやすいです。
今回は一緒にブドウを描いてみましょう。デラウェアは夏が旬で美味しいですよ。
【私が上げるブドウの特徴】 ・全体は円柱のような形 ・茎が真ん中に一本ありそこから枝分かれ した最端部に丸い実がある ・実は全て表面に出ている
2.大枠を最初に描く
完成した絵を見る時、限局した1カ所しか見ない人はいません。絵は全体を見て楽しみます。描く時も同じで、1カ所にこだわり過ぎると全体のバランスが悪くなり、完成した時の違和感に繋がります。最初は紙全体に配置をどうするかを下書きします。その後で、最初に口頭で列挙した特徴を描き込んでいくと全体がまとまった仕上がりになります。

3.最初に全体ザックリで徐々に描き込む
何度も消しゴムで消して描いてをしていると、そこが気になって1カ所にこだわりやすくなります。あと、紙も傷んでしまいます。少し変かな?と思っても②で描いた大枠からはみ出していないのであればどんどん描いてしまいましょう。



4.光源は1カ所で統一する
絵に立体感を出す時に影を入れるとそれっぽくなります。ただし、光源が部分部分で違うと絵を全体で見た時に統一感がなくなり違和感になります。光源は1カ所にして全てのパーツで統一させましょう。



完成
絵心とは何か
絵心とは観察力です。
今回は果物でしたが、他の題材でも同じです。
例えばニワトリにしても、鶏冠(トサカ)には多くの人が目を向けますが、指の形はどうか、爪はどうか、足の鱗のような部分はどうなっているのかまで鮮明に答えられる人は少ないです。
他の人が見逃がしがちな特徴を知って絵に取り入れると絵が上手く見えます。
これはデフォルメされたイラストでも同じです。人の脳は無意識に見慣れたものを好みます。黄金比と呼ばれる比率も生活でよく見る物のバランスの平均となっています。
その為、例えデフォルメされたキャラクターのイラストでも関節の向きが逆だったり、胴体と四肢の長さの比率が悪いと脳が釈然とせず、『この絵は下手』『何となく不気味』と思い込んでしまいます。
他の趣味でも言えますが、その違和感は何度も練習して修正していくしかありません。楽しく続けていきましょう。
絵が描けることのメリット
絵が描けると何かを伝えたい時のツールになります。
直接、絵の内容を伝えたい時だけでなく、ワンクッション置いて伝えたい時のクッションにもなってくれます。
このブログのキャラクターたちも自分で描いた絵を取り込んで作っています。『絵があったりキャラクターがいると文字だけよりも楽しいかな?』『言いにくいことの代弁をキャラクターに言って貰おうかな。』『進行役になるかな。』と思ったのがきっかけでした。
実際、キャラクターを作ったことで言いにくい内容や考えが書けたり、愛着が湧いてブログへのモチベーションになってくれています。
まとめ
- 伝わる絵にするには“形の特徴を多く知る”“大枠を描く”“全体ザックリから徐々に描き込む”“光源を1カ所で統一”する。
- 絵心とは観察力。
- 絵は伝えることのツールになり描けると便利。
- 楽しく続けることで上手くなる

よーし!毎日ヨカちゃんの似顔絵描いて練習するぞ!

うぅ…。あっちゃんやる気だし協力するよ…。
閲覧有難う御座いました。他にも趣味に関する記事があります。皆さんの趣味は何ですか?ゆっくり見て行って下さい。