2019年5月12日(日)にNHKで放送された【人体Ⅱ遺伝子】と言う番組が面白かったので、まとめ+自分で気になって調べた事と感想の記事になります。
内容を最初にまとめると、DNAは後天的にも変化し、次世代にも影響を与えます。
今、しているダイエットは未来の自分の子供にも影響します。
経験は遺伝子としても引き継がれるのです。
ダイエッターの方の努力は自分自身だけでなく未来の子供の為にもなると言う話です。
番組は、一卵性双生児は100%同じ遺伝子を持っているにも関わらず、一方は病気を発症し、一方は発症しなかった。
そこで、DNAを調べた所、その病気に関係するDNAが変化していた。
そんな話からスタートしました。

遺伝子とDNAの違いは?
気になったので調べてみました。
どうやら、DNAの中に遺伝子があるようです。
DNAの中には遺伝情報を持っている部分と持っていない部分が存在しているそうです。
だったら、遺伝しない部分が変わったのでは?とも思いましたが、どうやら遺伝するDNAも変わるようです。
DNAの変え方がわかれば様々な病気や肥満などのリスクに対応出来るそうです。
そして、番組ではそのことをDNAスイッチと呼んでいました。
DNAスイッチとは
細胞核の中にあるDNAは刺激を受けると反応して、物質を分泌するように命令を出しています。
これがスイッチONの状態です。
しかし、DNAメチル化酵素と言う物質が増えDNAに結合すると、DNAがクシャと折りたたまれて機能しなくなります。
これがスイッチOFFの状態。
このスイッチはONになっていれば良いのかと言うと、そうでもないらしく、活性酸素を出して肌を老化させる物質を出すDNAをOFFにすることが出来ればシワやシミの防止になるなど、OFFでのメリットもあるそうです。
そして、数多くのDNAスイッチの切り替えにはそれぞれ切り替えのしやすさや方法が異なっているようです。
そして、この切り替えは経験や環境で変わると言われていました。
紹介された一部ですが、「運動すると記憶に関するDNAスイッチがONになり記憶力がUPする。」「音楽を聴くと音楽力のスイッチがONになる。」と言われていました。

DNAスイッチのON・OFFは遺伝する
ここから本題です。
海外で肥満が原因の心筋梗塞で死亡する割合の多い村を調査したところ、ある共通点が見つかったそうです。
その共通点は、現在の患者の祖父にあたる世代で食料の飽和状態があったそうです。
ラットでの研究で、祖父にあたる世代のラットに脂肪の多いエサを大量にとらせ、次の世代である子、次の次の世代になる孫には通常のエサを与えたところ、通常のエサを与えたにも関わらず、子は肥満になり、孫の世代も子ほどではなかったものの肥満になったそうです。
DNAの検査をすると、肥満に関するDNAスイッチがONになっていたそうです。
人間でもこの事が当てはまったようで、DNAスイッチのON・OFFは遺伝することがわかりました。
ダイエットの結果は子孫に反映する
一昔前までは、受精すると親が太っていても、筋肉をつけていても一旦リセットされるものだと考えられていました。
しかし、近年、肥満者の精子に含まれるDNAスイッチを調べたところ、「食欲を増す」「脂肪をためる」ことに関するDNAスイッチは引き継がれていることが発見されたそうです。
そこで、海外では子供が欲しい男性達が毎日1時間の有酸素運動でダイエットをして、肥満に対するDNAスイッチを切り替える精子トレーニングを行っているようです。
父親は太っている方が貫禄があると言われていた時代もありましたが、令和では筋肉のある引き締まった父親が求められる時代になりそうです。
今、ダイエットを頑張っているお父さんは将来の子供さんの為にも是非、ダイエットを成功させて欲しいです。
まとめ
DNAが運命を決めるのではなく、生きる過程でDNAを変える。
運命は自分自身で切り開いていける。
そう考えると、ダイエットも頑張れそうです。
ダイエット方法に悩んでいる方は、下記の記事も参考にして頂けたらと思います。
私は肥満遺伝子であるFTO遺伝子の変異型を持っています。過去、激太りしていましたが-10㎏以上ダイエットして40㎏台で少し腹筋が割れた状態をキープし続けています。こちらも参考になれば↓

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